就寝姿勢

骨盤に負担がない寝方で効果的にダイエット。

【一日の大半を占める時間】

骨盤ダイエットでは日常の基本姿勢を重視します。
骨盤ダイエット効果のあるエクササイズに取り組むことも重要ですが、
エクササイズの時間より、基本姿勢である「座る・歩く・座る・寝る」といった
ポーズでいる時間の方が圧倒的に多いのです。
特に睡眠時間は1日の大半を占めますから、寝る時の姿勢は重要です。
実際正しい寝方を身につければ、減量やスタイルアップだけではなく、ひどい肩コリや腰痛、
冷え性や生理不順、便秘などの不調も改善されるケースは少なくありません。

【負担のかかるポーズ】

骨盤ダイエットにはずれた骨格を正しい位置に戻す目的がありますが、
骨格が激しく歪む原因の1つは就寝姿勢にあります。
ほとんどの方にとって、ご自身の寝やすい姿勢というのは、骨格にとって大きな
負担のかかるポーズなのです。
骨盤ダイエット効果がある、と言われても身についた就寝姿勢を変えるのは、
そう簡単にはいきません。
ですが正しい寝方を身につけなければ、せっかく普段の生活で骨盤ダイエット効果の
あるポーズに取り組んでも、就寝中に骨格はどんどん歪んでしまいますから、
それまでの努力が台無しになってしまいます。

【効果のある正しい寝方】

就寝姿勢の基本は仰向けです。
そして重要なのは、高すぎない低めの枕、そして固めの枕を選ぶことです。
柔らかい枕や高すぎる枕は頚椎に負担をかけ、顔の骨格や背筋を歪ませる恐れがあります。
就寝中の正しい姿勢を維持することはかなりの難関になると思いますが、
それに見合った効果は確実にあるので、しっかりと身に付けましょう。

【良い寝方】

良い寝方、楽な寝方は人によると思いますが、
骨盤ダイエットでは仰向けで左右対称の姿勢で寝るのが一番お奨めです。
仰向けは骨盤の左右の歪みが出ない寝方なのです。
そのとき、腕や足は力を抜き軽く開くようにします。
寝返りは、寝姿勢をラクにしたり血流が滞ったりすることを防ごうとする
無意識な行動なので、寝ている間に変な姿勢になっても構いません。
腰が反っていて浮いてしまい仰向けで寝るのは辛い、という方は、
下に巻いたタオルやクッションなどを置くと、楽に寝られる場合があります。
それでも仰向けで寝るのが辛い方は、横向きで寝ることになります。
その時には寝返りをうたないと血流が滞ってしまいますので、
楽に寝返りをうつことが出来るよう抱き枕の使用をお奨めします。
また横向きで寝る場合、上の足の重さにより腰などに負荷がかかるので、
足にクッションや抱き枕を挟みましょう。

【悪い寝方】

骨盤ダイエットを実践してる方にとって、一番やってはいけない寝方はうつぶせです。
お尻が出ますし、O脚の原因になります。
また、胸から体を圧迫してしまうので苦しい姿勢になりやすいです。
柔らかすぎる寝具の場合、仰向けで寝ると腰が沈みすぎて腰痛の原因となる
ことがあるので、仰向けで寝るときは柔らかすぎるベッドなどは避けましょう。
横向きで寝たい方は体に負担がかからないように、逆に柔らかいベッド
のほうが適しています。
どちらの場合も枕は高すぎないものを選んで下さい。
長方形の平べったい枕ではなく、首のところが膨らんでいるタイプの方が、
首まで支えてくれる為脊髄にかかる負担を減らしてくれます。